ペダリングしやすいのはもちろん、おしゃれで、歩きやすいSPDシューズがほしい!
ロードバイクのレディースSPDシューズ選びで迷っている方へ、現役SPDシューザー!?の私がおすすめのSPDシューズをご紹介します。
目次
SPDとSPD-SLの違い
SPDとSPD-SLとでは固定するクリート(自転車のペダルとシューズの接続部分)の形状が異なるので、ご自身のペダルについている形状に合わせてビンディングシューズも選びます。
ロードバイクのビンディングシューズといえば、SPD-SL対応のもの。長距離のライドやレースに出場する方、本格的に走る方はやっぱりSPD-SLが最高です。その反面、自転車から一度降りてしまうと、機動性を失います。いわゆるペンギン歩きで、とにかく歩きづらいのが難点。
SPDは、本来マウンテンバイクで使用することを前提に作られた規格ですが、ロードバイクでも使用することはできます。
SPDペダルは軽さよりも、安定性やクリートの外しやすさが重視されています。SPD対応のシューズは、自転車から降りて足場の悪い地面を歩きやすいようになっているものが多いですよ。
そのため、サイクリング、ポタリング、中強度のトレーニング、ビンディングペダル初心者をする方に選ばれています。
レディースのSPDシューズは選択肢が少ない
すでに痛感している方もいらっしゃるかもしれませんが、レディースのSPDシューズはとにかくラインナップが少ない!!
メンズの格好良いSPDシューズの数々を見ながら、「これ良さそう!」と思っても、まず同じモデルのレディースは無いでしょう・・。
実は海外ではもっと種類が多いそうなのですが、日本に入ってきているレディースのシューズがかなり少ないんです。
海外でSPDシューズ探し・・が気軽にできたら良いのですが、そうもいきませんしね。
女性がレディースSPDシューズを選ぶときは、その数少ないラインナップの中から一番ぴったりくるものを選ぶほかありません。
それでも、良いレディースSPDシューズはあるので、楽しみながら理想の1足を見つけていきましょう!
レディースのSPDシューズの選び方
女性がSPDシューズを選ぶときの、失敗しないポイントをまとめました。
サイズは足幅に注意
レディース専用のラインナップが各メーカーで少ない中、男女共通で小さめのサイズ展開も用意されている商品もあります。
女性の足は男性に比べ幅が狭いので、レディースモデルは幅狭に作られています。男女共通で小さいサイズがあったとしても、幅広のシューズの中で足がゴソゴソ動いてしまわないかを確認しましょう。
クリート位置の調整幅を確認する
クリートの位置を前後に幅広く調整できると、ペダリングしやすい位置にうまく固定することができます。
SPDシューズによっては、調整幅が狭いものもあるので確認しておくと安心です。
ダイヤル式・レースアップ・ストラップ(ベルクロ)
SPDシューズには、他のビンディングシューズと同様に、いわゆる靴の紐を締めるスタイルが3種類あります。
ダイヤル式は簡単に着脱できて便利。日常で履くスニーカーのようなレースアップは、細かく締め付け具合を調整できます。いわゆるマジックテープ式のストラップ・ベルクロは、エントリーモデルに多く見られます。
レディースのSPDシューズの場合、レースアップスタイルが大半です。
ソールの硬さは用途で選ぶ
SPDシューズをどのようなシーンで使用したいかによって、ソールの硬さを選びます。
しっかりペダリングしたいなら、ソールの剛性が高いものを選ぶと、足の力を無駄なくペダルに伝えることができます。
自転車から降りて、散策したり歩きやすさを重視するなら、ソールがしなやかなシューズが良いでしょう。
デザイン
ビンディングシューズのデザインって、やっぱり大事ですよね!
レディースSPDシューズは、ロードバイクやシティライドを想定したものはかなり少なめ。
MTB向けのモデルはやはりスポーティでソールがゴツゴツしたデザインが多いですが、その中でもオフロードらしさが和らいだ見た目のものもあります。
ロードバイクのスタイルにさらっと馴染むシューズも多いので、探してみてくださいね。
ビンディングシューズのメーカー
ビンディングシューズと言えば、有名なのはこのようなメーカーですね。一部をご紹介します。
・GIRO(ジロ) アメリカ
・fizik フィジーク イタリア
・スペシャライズド アメリカ
・ノースウェーブ イタリア
・シマノ 日本
・クローム アメリカ
SPDシューズでよく選ばれているメーカー
ご紹介した中で、SPD-SLではなく、SPDシューズでとくに皆さんが検討されているメーカーがこちら。
シマノ
種類は多くはありませんが、レディースビンディングシューズのラインナップがあります。
SPDシューズは男女共通のMTB向け、スポーティーなデザインが多いです。
GIRO(ジロ)
レディースでも、オフロード/MTB用のSPDシューズのラインナップが比較的豊富。歩きやすい街乗り用のSPDシューズも、レディースモデルが用意されています。
クローム
一見普通のシティー用スニーカーにしか見えないような、カジュアルなSPDシューズを展開しているメーカー。
男女共通のためレディースのラインナップはありませんが、商品によっては23cmからのサイズ展開があります。サイズと足幅が大きすぎなければ、女性でもクロームのSPDシューズを検討しても良いかもしれません。
おすすめレディースSPDシューズ
シマノRT4W
合皮のような素材ではなく布生地のデザインでおしゃれ。
カジュアルすぎずクラシックな雰囲気のSPDシューズ。デザインにはスポーティさが無いものの、剛性もありしっかりペダリングできます。
RTシリーズはレースの技術を取り入れながら街乗りにも馴染むデザインでとっても好みだったのですが、残念ながらレディースの主要ラインナップから外れてしまったようです。メンズにはRTシリーズがまだ残っています。
ジロ マンタレース
MTB向けのモデルですが、履き心地・耐久性・ペダルのグリップのバランスが取れていて、デザインもオフロードすぎないSPDシューズです。某サイクルショップで、ロードバイクにSPDペダルという使用条件で相談したら、スタッフの方に勧めてもらったのがこれでした。
GIRO GAUGE W
こちらもMTB向けのモデルですが、ウォーキング、ツーリングも想定されていて幅広く使えるSPDシューズです。歩きやすいSPDシューズを探している方に。
用途別!おすすめのレディースSPDシューズ
ペダリング、おしゃれさ、歩きやすさ・・などなど、お好み別にレディースSPDシューズをリサーチしてみました。
カジュアル
・シマノ CT5 見た目は完全にスニーカー!なSPDシューズ。ぽってりしたデザインなので、スタイリッシュさは控えめ。
・ジロ PETRA VR 大人のスニーカーというような見た目で、ちょうど良いカジュアルさが好印象。
・クローム スタイリッシュなスニーカーデザイン重視なら、クローム。レディースとしてのラインナップは無いので、サイズが合う方に。
おしゃれ
・シマノRT4W クラシックなデザインでおしゃれ。剛性もあり、高強度のライドも充分可能です。
・クローム 普段着にも馴染むくらいのおしゃれさ。レディース専用ではありませんが、デザインも豊富です。
軽量
・シマノ CT5 SPDシューズは400gほどが多い中で、CT5は326gと軽量。
・ジロ MANTA LACE マンタレース こちらも軽量で、315g。素材も丈夫です。SPDはペダルが重いので、ビンディングシューズが軽いのは良いですね。
ペダリング
・シマノRT4W インソールの凹凸がしっかり足にフィットし、剛性もあるのでしっかり踏み込めます。
・ジロ MANTA LACE マンタレース MTB向けのカテゴリーに入りますが、舗装路も走るシクロクロスでの使用も想定されたSPDシューズ。ペダルをしっかりグリップします。
安い
・シマノ CT5 安くて取扱店も多く、ちゃんとしたメーカーのレディースSPDシューズなら、シマノCT5でしょう。
販売価格はおおよそ7000円〜ほどです。
歩きやすい
・ジロ PETRA VR 歩きやすさを重視したソールで、ハイキングシューズのように歩けるというコンセプトのレディースSPDシューズ。
・GIRO GAUGE W 406g MTB向けのモデルですが、ウォーキングも可能なSPDシューズ。
レディースおすすめSPDビンディングシューズまとめ
今回は、ロードバイクでの使用を想定した、レディースのおすすめSPDシューズをご紹介しました。
女性用で、しかもロードバイク向けのシューズは確かに少ないのですが、調べてみると、おしゃれ・ペダリング・歩きやすい・・といった、好み合ったシューズが色々あることがわかります。
実店舗では在庫のサイズが欠けていたり、取り扱い自体していないケースも多々あります。とくにレディースは売り場面積が少ないですよね・・。
もちろんビンディングシューズは実際に履いて確かめるのが一番!でもレディースの場合、気になるものがあれば、事前に店舗へ問い合わせたり、ネットショップも活用したほうが探しやすいなぁというのが本音です。
あなたの理想の1足が見つかりますように。